Owner's voice

ただの家具好きだった私を変えてくれたのは、ビンテージ家具との出会いでした。

 

ビンテージ家具は私に様式やデザイン、

構造、仕上げなどさらに私が家具にのめり込んでいく発見を与えてくれました。


経年変化からくる風合いや素材感は、

新しく作られたものにはない風格と存在感を感じさせます。
 
長い年月を経て
人から人へと受け継がれる背景にはそんな魅力が

そこにあるからではないでしょうか。
 
この手元にあるビンテージ家具にも
新しいものだった時代があります。
私たちが世に送り出してきた家具も
消費されるのではなく、

次の世代に受け継がれていくものであって欲しいという願いが込められています。


この仕事を始め、結婚して2人の子どもに恵まれて家族は4人に。
 その子ども達もすっかり大人になりました。
 私たちを取り巻く環境は急速なデジタル化によって劇的に変化しました。

 


でも変わらないこともあります。それは家具との付き合い方です。

 

 

部屋の広さに対して少し大きめを選んでいる我が家のダイニングテーブルは、

どんな時も家族の中心にあります。

 

子ども達の幼い頃は、そこで絵を描き、

お菓子を作り、食事をし、宿題をして、卓球をしたこともありました。

 

ペンの跡や食べこぼしのシミもあり、

傷だらけでまるで図工室の机のようになっていたのを覚えています。

 

今思い返しても微笑ましく、

楽しい思い出です。

 


そんな様々な場面を私たちと共に過ごした無垢材のテーブルは、

天板の表面を削ってきれいに生まれ変わり、

また新たな思い出をたくさん刻んでいくことでしょう。

私たちが目指し作り続けてきたものは、ベーシックで素材感にあふれ、

時間の流れとともに人や暮らしに馴染み、

ぬくもりあるものとなっていく・・・そんな家具やインテリアです。


生活の中で何気なく目にし、触れることで

豊かな感性と人やモノを大切にする心が育まれていくものだと信じています。


私たちが送り出す家具が少しでもそのお役に立てるとすれば、

こんなに嬉しいことはありません。

長年、家具インテリアの仕事に関わりながら、

いち生活者としてずっと住まいのあり方について考えてきました。

 


 「家族」そして「暮らし」を見つめた 「 ”普通” の家」 が少ないように感じます。

 


 これから少しづつですが、

私たちが暮らしの中で感じ、経験してきたことをもとに、

住まい創りのお手伝いを始めます。

 


創業時に想い描いた「暮らしの提案」が新たな形で始まります。

■TEXT : 島田 雄一・島田 幾子 Yuichi Shimada / Ikuko Shimada 

(株式会社カーフ 代表取締役・取締役)

■PHOTO : 都丸 英一 Eiichi Tomaru

(グラフィックデザイナー)

http://www.tomaru-e1.com/


オリジナル家具の企画デザイン・デンマークやイギリス中古家具の輸入・リペアセミオーダー家具・トータルでコーディネートするインテリアショップです。

独特な黒に象徴されるクールでシックなイメージをインテリアに取り込み、karfでは表現しきれなかった、ビンテージやインダストリアルなモノたちを新しいスタイルとして提案します。