Maintenance&
Materials
Leather
革を愛で、育てながら一緒に暮らす
レザーは多様な素材、その加工方法や工程、仕上げ方まで用途によって限りなく様々な製品があります。
カーフでは直接肌で触れるものだからこそ、その中でも本物の素材と仕上げにこだわり、
経年変化を感じてもらいながら長く使っていただけるレザー商品をご提供しています。
仕上げの特性(染料仕上げ/ 顔料仕上げ)
レザーの仕上げ方法によって、製品のお手入れ方法が異なりますので仕上げの特性について説明します。
1. 染料仕上げ 色を革に染み込ませた、塗装膜を作らない仕上げ方法
- <メリット>
- ・ヨーロッパなどの高級レザー商品などに良く見られる仕上げで、質感をダイレクトに感じられる仕上げ。
- ・革の表情や質感がそのまま表現されてしまうので、素材は上質なものであることが多い。
- ・シワの入り方や、色味の濃さなど、同じものが1枚とてない付加価値がある。
- ・吸放出性に優れており、季節問わず心地のいい肌触りを得られる。
- ・使い込むほどに革に表情が生まれ、透明感のあるツヤと色合いになる。
- <デメリット>
- ・水分や油分が付着するとシミの原因となります。
- ・日光による自然な色抜けが起こります。※衣類などと同じイメージです。
- ・強い摩擦を与えると、色抜けや衣類などに移染する場合があります。
- ・水に溶ける塗料で革に染み込ませ色を付けます。その際個所によっては染ムラができる場合があります。
2 .顔料仕上げ 表面に塗料を吹き付け、塗装膜を作る仕上げ方法
- <メリット>
- ・均一な仕上がりになる為、商品ごとのブレが少ない。
- ・汚れなどに強く、普段のケアの手軽。
- ・シワの入り方や、色味の濃さなど、同じものが1枚とてない付加価値がある。
- ・塗装で表面を均一な仕上がりとする為、材料の無駄が少ないため価格も比較的抑えられる。
- <デメリット>
- ・表面と塗料で覆ってしまうので、革の表情が多少損なわれます。
- ・塗装面に触れる状態なので、革本来の自然な触り心地は感じることができきない。
普段のケア方法と、ご使用上の注意点について
1. 普段のお手入れ
染料・顔料仕上げ共に、普段のお手入れについては、柔らかい布(綿100%)で乾拭きしてください。
全ての革のお手入れの基本は「 乾拭き」 となります。
2. アニリン(染料)仕上げ / オイルを使ったメンテナンス
当社で販売しております「アニリン革 専用保革オイル」でのメンテナンスを推奨しております。
表面に塗装膜のないアニリン(染料)革は、もっとも革らしく、また、革本来の魅力を楽しむことができる皮革です。
しかし、表面に塗装膜がないため、徐々に油分=潤いが失われていきます。
本製品=保革オイルを塗ることにより、失われた潤いを取り戻すことができ、より長く革が成長してくいさまを楽しむことができます。
アニリン革 専用保革オイル
¥3,900(4,290 税込)/ オイル65ml / 専用ウエス / 説明書
※アニリン革 専用保革オイルのメンテナンスキットは カーフショップ にて販売しております。
3 .顔料仕上げ(塗装された革) / 専用シートを使ったメンテナンス
当社で販売しております「椅子張り用天然皮革専用メンテナンスシート」でのメンテナンスを推奨しております。
塗装膜のある革ソファ専用のメンテナンスシート。「お手入れしすぎないことが、天然皮革を長持ちさせる秘訣」というコンセプトのもと、
革メーカーによって開発されたメンテナンスシートです。
ウェットシートタイプなので、簡単・お手軽に「クリーニング」と「保革」は行えます。
メンテナンスシート foruph(フォルフ)
¥600(660 税込)/ シート7枚入り ※3人掛け 1台~2台分
※椅子張り用天然皮革専用メンテナンスシートは カーフショップ にて販売しております。
- ※ご使用上の注意事項
- ・直射日光の当たる場所でのご使用はお控えください。ひび割れや激しい変色の原因となります。
- ・ビニール製品を長時間製品の上に放置しますと、変色の原因となる場合がございます。
- ・高温多湿の環境では、色落ちやカビの原因となる場合がございます。
- ・強く擦ると、色落ちや傷が付きやすくなります。染料仕上げの革は色が衣類などに移る場合がございます。